「ビットマップをトレース」の詳細は、InkscapeでDesignの下記のページをご覧ください。
→InkscapeでDesign>ビットマップをトレース
その機能を使って、カラー写真を簡単に パスデータにする方法をご紹介します。
この写真をトレースしたいと思います。
※説明内のリンクをクリックすると、InkscapeでDesignの各説明ページに飛びます。
- Inkscapeを立ち上げ、[ファイル]メニューより[インポート]をクリックして、画像を読み込みます。
- [パス]メニューより、[ビットマップをトレース]を選択します。
下側の[多重スキャン]の中から[色]を選択し、[スキャン回数]を設定します。
[スキャン回数] は、数値が大きい程使用する色の数が増えるのでより写真に近づきますが、その分データサイズは大きくなります。ここでは「15」に設定しました。
画像が選択されていることを確認し、 右側の[更新]ボタンを押すと、プレビューが更新されます。プレビューの[更新] は何度でもできます。
→InkscapeでDesign>[多重スキャン]モード - [OK]ボタンを押すとトレースが実行されます。
(スキャン回数によっては時間がかかる場合があります。)
[OK]ボタンの左の[停止]ボタンがグレーアウトになると、トレース終了です。
選択した画像の上にパスが作られています。
パスは全体的にグループ化されている状態です。
- アウトライン表示にしてみるとこんな感じです。
- ノードツールでパスを選択すると、ノードがたくさんできているのがわかります。
次回はこれにソフトフォーカスとオートンエフェクトを掛けてみたいと思います。
→Inkscapeのパスデータにソフトフォーカスとオートンエフェクトを掛ける