2011/11/26

Inkscapeで印刷入稿

前々回InkscapeからCMYK画像を作る方法について書いたのですが、
(記事はこちら→InkscapeからCMYKの画像ファイルを作る
よく考えてみると、CMYK画像にしたところで、
結局それをどうやって印刷業者さんへの入稿データにするのか??
ということがすっかり抜け落ちていることに気が付きました。 
で、いろいろ探してみたところ、
Inkscapeで作成したデータを受け付けてくれそうなお店を見つけました。
(ただし、実際に入稿してみたわけではありませんので、保障はしかねます。。。 
まだ印刷を試してみるような機会がないのです。。。)



ネット印刷通販のWAVE さん
こちらのページ(画像ファイル入稿について)によると、
イラスト作成によく使われるドロー系ソフト、ペイントソフトで作成したイラストデータなども、画像形式で入稿していただけます。
とのこと!
入稿データの作り方について、
サイズのこと、色のこと、解像度のこと、
かなりわかりやすい絵付きの説明が載っているので、
その通りに作ったら大丈夫そうです。
色はRGBのままでも、一声かければお店の方でCMYKに変換してくれるみたいです。
でも、仕上がりを見てがっかりしないためにも、
先日書いたCMYKtoolなどで変換して確認しておいた方が良さそうです。

※ちなみにこちらのWAVEさん、数年前Illustratorのデータでチラシ印刷をお願いしたことがあり、 かなり安くて早かった記憶があります。(回し者ではありません)



はじめていんさつプリントライ さん
こちらでは、Inkscapeで作成したデータを受け付けておられるようです。
ただし、epsまたはpdf形式で保存する必要があります。
詳しい説明はこちらにありました。




その他の印刷屋さん
その他の印刷屋さんでも、PDF形式で保存すれば受け付けてくれる場合があるかもしれません。
経験談を書いておられるブログを見つけました。


関連記事

2011/11/21

BlenderBlenderに手を出す

Blenderをご存知でしょうか?
オープンソースの3Dグラフィックソフトです。
オープンソースなので無料です。

昔仕事でちらっと3Dソフトを使う機会があり、
画面上をマウスでくるくる回転できることにすっかり感動し、
無料で使える、このすごいソフトを知り、
早速ダウンロードしてみたものの、
英語だし、上下左右にメニューみたいなものがあり、
何をどうしていいのかさっぱりわからん。
と、長い間放置してたのですが・・・
やっぱりあきらめきれず、
再度チャレンジしてみることにしました。
数年放置している間に、
動画チュートリアルという便利なものがたくさんアップされていて、
なんだかできそうな気がしてきました。
アップしてくださった皆さんに感謝です。

動画なので、英語でも何とかわかるかも、
と英語のチュートリアルで初めてみたのですが、
つい最近、日本語の超わかりやすい動画チュートリアルを見つけました!
作成された方は大学の先生のようで、
とても聞きやすいし、わかりやすいです!

YouTubeのSpreadBlender さんのチャンネル

Blenderやってみたいけど、とっかかりがない・・・
という方、
やってみたけど挫折した・・・
という方、
一度ご覧いただくと良いと思います。
私は導入編から始めて今実践編へ突入しました♪
わかってくると楽しい♪

BlenderはInkscapeのsvg形式を読み込むことができるので、
Inkscapeで描いたパスをBlenderに読み込んで、
簡単に奥行きを付けたりすることができそうです。

Inkscapeで柄を作って画像にし、
Blenderで作った形にマッピングとかもおもしろそう。
中国風の柄の壷とか作ってみたいなあ。

関連記事
Inkscape+Blenderで3D化



2011/11/16

InkscapeInkscapeのRGBデータからCMYKの画像ファイルを作る

追記(12/02/04):
投稿タイトルを当初の「InkscapeからCMYKの画像ファイルを作る」から現在のものに変更しました。今読み直してみると、Inkscapeから直接CMYKのデータを作れるみたいでまぎらわしかったので。。。


Inkscapeのフィルストロークダイアログを開くと、
「CMYK」というタブがあります。
でも、これは擬似的なもので、InkscapeはCMYKをサポートしていません。
なので、Inkscapeで印刷用のデータを作る時は、
CMYKをサポートしている別のソフトなどで、
RGBからCMYKへ変換しなければいけません。
CMYKへ変換は、GIMPのSeparate+というプラグインが有名ですが、
変換のためにいちいちGIMPを立ち上げるのはめんどうだな、、、と思っていました。
で、最近知ったのが、「CMYKtool」というソフト。
これだともっと手軽に変換できそうです。
(ちなみに、Separate+と同じ方が開発されているようです。)
現在の最新版は0.1.5で、こちらからダウンロードできます。
Windowsの場合は、CMYKTool 0.1.5のWindows用のダウンロードボタンを押すと、
zipファイルがダウンロードされます。
詳しい使い方は下記のページに載っていました。
やんま まのblog(仮)|RGB画像をCMYKに変換する(CMYKTool)
こちらの方のお陰で、現在は日本語の表示で利用できるようです。


CMYKtoolを使ってみます

Inkscapeで、いかにもCMYKの色域範囲にはなさそうな色を設定後、
ビットマップにエクスポートし、
CMYKTool.batをダブルクリックして「CMYKtool」を立ち上げ、
[画像]枠内へドラッグ&ドロップ。
ドロップした画像を選択後、プリセットを設定し、[変換]を押します。
すると・・・
こんな感じでCMYKに変換されます。
変換できたもののあまりにも色が変わってしまいました。。。
これではせっかく色設定しても意味がありません。

このRGB→CMYK変換時の色の変化を抑える方法があります。

それには、下記の要領で、
Inkscapeの色設定に印刷用のICCプロファイルを使います。
ICCプロファイルを使って色設定すると、
上記のようにRGB最大値のような色はそもそも設定できません。


フィル&ストロークの[CMS]タブで色を調整する

Inkscapeのコマンドバーよりをクリックして[ドキュメントの設定]を開き、
[カラーマネジメント]タブで、を押してiccプロファイルを選択後(①)
[プロファイルをリンク]ボタンををクリックします。(②)
すると、上のリストにiccプロファイルが表示されます。(③)

その後、コマンドバーのをクリックして[フィルストローク]を開き、
[CMS]タブで先ほど指定したiccプロファイルを選択します。
CMYKの数値を調整して色を設定します。
その後、[CMYKtool]を使って変換すると・・・
やはりくすんでしまいましたが、RGB→CMYKの変化の度合いは抑えられました。



関連記事


2011/11/11

InkscapeInkscapeで距離を測る

Inkscape0.49ではメジャーツールが導入されるみたいです。


Measure tool in upcoming Inkscape 0.49 from Alexandre Prokoudine on Vimeo.

ソース元:Libre Graphics World > Inkscape’s Measure tool gets an update

オブジェクト間の距離や角度が測れるようになるみたいです。
ノードやバウンディングボックスにスナップさせることもできるようで、
正確な数値情報が得られるようになりそうですね!

ちなみに今のバージョンで距離と角度を測りたいときは、
スナップをONにして、ペンツールで一方の点をクリックし、
もう一方の点の上をマウスオーバーかクリックすると、
下の情報欄で確認できます。
ダブルクリックや、Enterキーを押して描画を完了してしまうと
表示が消えてしまうので、クリックで止めます。




2011/11/09

Inkscape和紙にペンで書いたような感じ


Inkscapeの(微調整ツール)の パスのパーツを収縮/膨張を使って、
文字を部分的に太くしたり細くしたりすることができます。

そこで、和紙にペンで文字を書いたときのような、
インクがかすれたりにじんだりした感じを作ってみました。

詳しい工程はこちらをへどうぞ
InkscapeでDesign > 微調整ツールで文字を加工する

和紙の雰囲気は、ごわごわの質感をのテクスチャ画像を読み込んで、
ギザギザのパスでクリップすると、何となくそれっぽい感じになりました。
ちなみに、テクスチャ画像はこちらの無料素材をダウンロードさせていただきました。
 →Texturez.com

ギザギザのパスは、
「エクステンション」メニューから「パスの変形」の「ノードの追加」と、
「ノードを揺らす」の2工程で作ってみました。
これは他のものにもいろいろ応用ききそうです。

(微調整ツール)のポイントは、
微調整ツールを選択する前に、先にオブジェクトを選択しておくことです。
なんだか、ぜんぜんオブジェクトが変化しないゾ?
と思ったら、オブジェクトが選択できていないことが多いです。


(微調整ツール)の使い方はこちらへぞうぞ。
InkscapeでDesign > 微調整ツールの基本

2011/11/07

Inkscapeピクセルスナップという機能

Inkscapeに「ピクセルスナップ」という機能があることに、 今日気がつきました。
なので、こちらのInkscapeの使い方サイトからも、 すっかり抜け落ちていました。

直線や矩形をエクスポートする際に、
ボケ感をなくしてシャープにしてくれるという機能のようです。
オブジェクトを選択後、 「エクステンション」メニューから「パスの変形」>「ピクセルスナップ」を選択します。

例えば・・・
下記は矩形ツールでストローク幅1pxの四角形を描き、pngファイルに書き出したものですが、ちょっとボケた感じの線になっています。

これに「ピクセルスナップ」を適用すると、下記のようにシャープな線になります。
(微妙な違いですが。。。)

グリッド線を表示して拡大表示してみると、適用後はグリッド線にピタリと揃って配置されています。
オブジェクトの位置とサイズを見比べてみるとわかりやすいです。
上が適用前、下が適用後です。
適用後は、小数点以下がなくなり、きれいな数値になっています(単位はpxです)
直線がボケた感じに見えるときと、くっきりに見えるときがあるなあ、と、
前からなんとなくギモンに感じていたのですが、これですっきりしました。

2011/11/04

InkscapeInkscapeで汚れた感じの箱を描く


下記のページのチュートリアルを参考に、作ってみました。
→ Use Inkscape to Create a Grunge RSS Box Icon | Vectortuts+

一見難しそうなのですが、
上記のページの説明イラスト画像がかなり丁寧なので、
その通りにやったらできました♪

おおまかなポイントは下記のとおりです・・・
(※説明内のリンクをクリックすると、Inkscape使い方サイトの各説明ページに飛びます)


※RSSマークは面倒だったので省きましたが、付けるなら、パスエフェクトエディタの「エンベロープ変形」を使うといいみたいです。
※上に付けたシールは、エクステンション >  パスの変形 の「透視図」を使いました。

2011/11/02

テンプレート変更しました。

どうでもいい話ですが、
このブログのテンプレートを変更しました。
Googleの無料ブログ、Bloggerを使っておられるみなさん、
すでにご存知かもしれませんが、
Blogger用無料テンプレート配布サイトBlogger Templates(Btemplates)
デザインが豊富ですばらしいです。
どれも魅力的なのでなかなか決められません。
また変更するかも。。。

導入してみたいとお考えの方は、
別ブログの方に、簡単な導入手順を書いていますので、
よろしければご覧ください♪